とある金曜日。
今日は朝一番のお客様が体調不良で残念ながらキャンセルとなってしまいました。
悲しいことですがこればかりは致し方ありません!!誰も悪くないので…
気を入れ替えて前向きに!!
そうだ。Lavoixにはご来店いただいた方はご存知かと思いますが、まぁまぁ立派な出窓があります。
ただ正直、あまり景観がよろしくなかったうえに陽がすごい差し込むんですよね。
悪い言い方ですがせっかくまとまった時間が空いたんだし、【ロールカーテン】を取り付けよう!!!
幸い気が利く奥様がすでに寸法を測って注文してくれていたロールカーテンを昨日渡されていたし。
そう思い、ドライバー片手にふんふーんと取り付け金具をサラッと装着。慣れたもんです。
最近はドライバーがお友達です。
dav
そして本体を・・・本体を・・・あれ!?、、、窓枠より小さくね!!?
すぐさま奥様に電話。
(あのさー、カーテンはいんねーんだけど)
すると奥様。
(そんなはずはない!!しっかり測ってから頼んだ!!)
ボク。
(でもはいんねーよ!!)
そこで一歩引いてみてみるとなんと。古い建物だからか
出窓の窓枠がほんのすこーしだけ上部が沿って曲がってしまっている
のに気づきました。
どーやら推測するに奥様の伸長的に下の部分でサイズを測ったのでしょう。案の定ぴったりでした
気分よくここまで進めていたのに今更退けるか!!
そーいえば大家さんは好きに使っていいと言ってくれていたな…
時間もあることだしいっそのこと出窓の窓枠を少し削ってしまおう!!
ここからの僕の行動は恐ろしく速いです。お店になぜか残してあった紙やすりで黙々と作業を続けます。

こんな感じに。
はたから見たらとてもじゃないけど営業中の美容室には見えません。でもいいんです。
今の僕はやるべきことをひとつずつこなしていかないと!!!
その時の僕にあったのはよくわからん正義感だけでした。
一心不乱に窓枠をやすり掛けです。休憩することなく、このご時世に原始的に紙やすりだけでひたすら削ります。
床は木くずまみれ。いいんです。しっかりと掃除をするいいチャンスなんです。超前向きでした。
20分くらい経った頃でしょうか。
新しい紙やすりをとるため、ふと振り返るとあからさまに不思議そうな顔をしてこちらを見る女性がいたのです。
( ???なにか御用でしょうか?僕は今窓枠を一生懸命削っているんですが・・・)
内心こう思っていました。するとその女性から意外な一言。
(あのー、、、今からパーマお願いできますか??)
ハッと我に返りました。
そうだ、僕は美容師!!窓枠削ってる場合じゃねぇ!!!!
その後、作業をしてた無礼を謝罪し、とても素敵になってご満足いただけて帰っていただけました。
どんな時でも油断は禁物ですね。戒めです
やたら長いことを書きましたが、正直こんなんはどーでもいいんです。
1、今日は暇だった。
2、普段できない雑務をやろう。
3、あ!お客様に気づけなかった。反省。
本気出せば3行で終わります。こんなにだらだらと書いて何が言いたいかというと、
なんにもない、普通の一日も、しっかり掘り下げて振り返ればそれなりに毎日色んなことが起きている。
それに気付ける心を持ち合わせれているかどうか。日々漠然と生きるではなく、
小さなことに気づき、それに喜びんだり反省したりしないと人間は成長しないんだなということ。
ロールカーテンと初めてお会いするお客様が教えてくれました。おしまい。
あ、カーテンは何とかつきました!!